作成日:2024年8月3日
更新日:2024年8月3日
(8/2 広島対中日)夏の風物詩野村祐輔の好投!苦手の中日相手から勝利をもぎ取り、首位キープ!!
DeNAを3連勝で下し、ここから勢いに乗っていくぞというところでやって来ました中日戦です。
今季中日戦は3勝9敗1分と大きく負け越してしまっています。
さらに9敗のうち6回が完封負けと、完全に抑え込まれています。
バンテリンドームではなくマツダスタジアムなのは不幸中の幸いですが、ここで3連敗しないだけでも御の字なくらいカープにとっての中日は強豪球団です。
本日のスターティングメンバー
【広島】 【中日】
(中)秋山 (遊)村松
(左)上本 (一)福永
(右)野間 (三)高橋
(三)小園 (右)細川
(一)坂倉 (左)カリステ
(二)菊池 (二)板山
(遊)矢野 (中)岡林
(捕)石原 (捕)加藤
(投)野村 (投)小笠原
今季初の野村投手の先発です。
昨年もこの夏場の苦しい時期に1軍に昇格してくれて、防御率1.16と素晴らしい投球をしてチームを救ってくれました。
今年も開幕は2軍でスタートしましたが、そこで腐らず調整を続けてくれていました。
プロ入り年数的にももうすぐベテランに差し掛かってくる年代になりますが、野村投手の背中を見て何かを感じてくれる若手投手も多いと思います。
これからも若手投手のお手本となってもらいたいですね。
対して中日打線ですが、やはり恐ろしいのは天敵カリステ選手です。
対広島戦は13試合で本塁打3本、打点7と他のチームに比べて一番打っております。
特に良い場面で打たれている印象が強いので、今カードは気をつけてもらいたいです。
西川龍馬を彷彿とさせる小園海斗の打撃
試合が動いたのは6回裏でした。
一死から野間選手がレフト線に落とす2ベースヒットを放ち、一死二塁とチャンスを作ります。
この場面で小園選手は2球で追い込まれてしまいますが、3球目の外角低めのチェンジアップを上手く拾いライト前へのタイムリーヒットを放ちました。
本人は試合後、たまたまバットに当たって驚いたと謙遜していましたが、これは紛れもなく小園選手の実力ですよね。
どんな球でもヒットにして、チームを勝利に導く姿はまさに最高の4番打者です。
今日のタイムリーヒットはカープファンにとっては昨年までよく見ていた西川龍馬選手の「変態打ち」を彷彿とさせるような打撃でどこか懐かしさを感じました。
今はもう西川選手はFAで移籍してしまいましたが、小園選手はどうかFA権を行使せずにカープで活躍してもらいたいものです。
ただ他球団ならショートを守って、打てるショートとしての地位を確立できる気がしてるので少し複雑な気持ちではあります。
宝石のようなハーン、もうどこにも行くな。
結局試合は小園選手が放ったタイムリー、この1点が決勝点となりましたが、その裏では中日打線を無失点に抑えた投手陣の活躍も忘れてはなりません。
粘り強く5回を投げきった野村投手はもちろん、その野村投手をスパッと5回で交代した首脳陣、その後バトンを受け取って9回まで繋いだ中継ぎ左腕カルテット、みんなが繋いで守りきったお陰で勝ち取った勝利だと思います。
なかでも本日ベンチ外の栗林投手に代わって守護神を努めたハーン投手は驚異的なピッチングを見せてくれました。
危なげなく三者凡退に抑え、久しぶりに胃薬のいらない9回でした。
これでハーン投手は初登板から16試合連続で無失点です。
カープはもしかするととんでもない外国人投手を連れてきてしまったのかもしれません。
今季の年俸は60万ドル(日本円で約8760万円)ですが、オフには他球団の争奪戦になりそうです。
個人的にはモイネロ級の逸材だと思っているので、是非ともハーン投手には奮発してもらって来年以降もカープで活躍してもらいたいです。
2〜3億で何とか残留していただけないでしょうか?