作成日:2024年6月28日
更新日:2024年6月28日
(6/28 広島対ヤクルト)9回裏に坂倉の2点タイムリーが飛び出し今季初の劇的サヨナラ勝利!!!
このカード2連勝といい流れが来ている中での対ヤクルト第3戦目です。
今日は試合前から雨が降っていたので中止かなと思っていましたが、まさかの通常通りの開催でびっくりでした。
こちらとしてはこのカードいい流れで来ていたので、3戦目ができるのはありがたかったですが、今日観戦に行っていたファンの方は大変だっただろうなと思います。
本日のスターティングメンバー
【広島】 【ヤクルト】
(中)秋山 (右)丸山
(右)野間 (中)山崎
(三)上本 (遊)長岡
(遊)小園 (三)村上
(左)堂林 (右)サンタナ
(捕)石原 (二)武岡
(一)坂倉 (一)オスナ
(二)菊池 (捕)松本
(投)アドゥワ (投)石川
これは非常にまずいです。
また我が推しの矢野選手がスタメン落ちです。
今日のスタメンの何がやばいって上本選手の三塁起用です。
これをすると元々三塁に入っている小園選手は遊撃に入るので、必然的に矢野選手がスタメンから外れてしまいます。
このオプションは坂倉選手、堂林選手、石原選手or會澤選手を同時に起用するときに起こり得るので、対左投手の試合では多く見られてくると思います。
矢野選手にとってはレギュラーを掴みかけている中で来てしまった正念場ですが、打撃でより存在感を残してこの試練を乗り越えてもらいたいです。
サヨナラ勝利を呼び込んだ石原粘りの13球
この試合、影の立役者はもちろん石原選手でしょう。
1点ビハインドの9回裏二死二塁の場面、田口選手を相手に早々と2ストライクに追い込まれますが、そこからファールで粘り続けます。
そして迎えた13球目、田口選手が根負けし四球を勝ち取りました。
この13球投げさせてからの四球は田口選手にとっては体力的にも精神的にも大きなダメージになったと思います。
そして何よりカープファンの中でこれは行けるぞというムードが大きく漂い始めた瞬間でした。
石原選手は元々毎回出る試合で爪痕を残し続けていた印象ですがこの打席を機に、より出場機会を増やしていくような気がしています。
劇的なサヨナラ勝利もヤクルトの守備シフトに疑問
そして二死一塁二塁となった場面で、坂倉選手がレフトへ2点タイムリーを放ち、サヨナラ勝ちで劇的な結末を迎える訳ですが、ここで疑問に思ったのはヤクルトの守備シフトです。
ヤクルトの外野は定位置よりも下がっており、同点はOKだが、一塁ランナーは返さないというシフトでした。
結果論と言われるかもしれませんが、この場面での正解は二塁ランナーを返さない外野前進シフトもしくはレフトのみ前進だったと思います。
というのもここまでヤクルトは大西投手、木澤投手、山本投手、田口投手と勝ちパターンの投手で継投しているのに対して、カープは塹江投手、黒原投手、アドゥワ投手と勝ちパターンの投手を温存して継投していました。
9回にもし同点に追いつかれたとしたら、延長戦でカープは島内投手や栗林投手、森浦投手を出してきます。
普段勝ちパターンで出てくる投手から延長戦で1点を奪うのは今のヤクルト打線にとってはなかなか難しいでしょう。
さらにヤクルト側は勝ちパターンの投手をすでに継ぎ込んだ状態です。
さらにカープは裏の攻撃のため、9回に同点にされた時点でヤクルトが延長戦で勝ち切ることは難しい状況にあります。
さらに今季の坂倉選手の打球は引っ張り傾向にあり、逆方向への長打はほとんど出ていません。
これらの状況からあの場面では外野前進シフトをするべき、もしくは少なくともレフトだけは下がるべきではなかったのかなと思います。
何はともあれ、カープの投手陣、野手陣の粘りがなければ起こらなかったサヨナラ勝利なので、この1勝はカープがこれから勢いに乗っていくために、非常に大きな勝利になったと思います。