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作成日:2024年5月29日

更新日:2024年6月26日

(5/28 広島対オリックス)鬼門の交流戦開幕!末包の技あり2点タイムリーを鉄壁の投手リレーで守り切り、幸先の良いスタート!

とうとう交流戦が始まりました。カープにとってはここ数年ずっと鬼門と呼ばれている場所になりますが、昨季は勝率5割で切り抜けることが出来ました。

今年はここまで貯金5と良い調子で来ているので、この交流戦が終わったあとに貯金を少しでもキープできれば優勝争いに絡めるのではないかと思っております。

今日は昨日の夜から雨が降っていたので、カープうどんを売れるだけ売って中止になるかと思っていましたが、雨がやんで無事に試合が出来てよかったですね。

本日のスターティングメンバー

【広島】   【オリックス】
(中)秋山    (二)大田
(右)野間    (中)福田
(二)菊池    (右)中川
(三)小園    (捕)森
(右)末包    (遊)紅林
(捕)坂倉    (左)西川
(遊)矢野    (一)頓宮
(一)林     (三)宗
(投)床田    (投)エスピノーザ


カープがここ最近はずっと打順を固定できています。

実際にこのような打順でここ最近ずっと打線の調子が良いので、大きく変えるのもなんだかもったいない気がしますよね。

今日は本拠地開催ですが、交流戦で一番気になるのはやはりDHに誰を起用するのかです。

個人的には今一番打撃の調子が良い石原選手を最優先で起用してもらいたいです。

石原選手が捕手で出場する場合は林選手を、林選手も一塁で出場する場合は坂倉選手をといった優先度での起用を望んでいます。

松山選手も選択肢にありますが、これまでもスタメンで出場すると本来の打撃を発揮できない点や、今季代打出場でも昨季ほど調子が良くない点から優先度は低いと考えています。

オリックスの先発は今季から加入したエスピノーザ投手です。

阪神の青柳投手に顔が似ていると話題になっていますが、成績自体もここまで4勝2敗防御率2.20と素晴らしいものとなっています。

特にカープは初物投手が極端に苦手な傾向にあるので、得点のチャンスが少ない中でいかにものに出来るかが鍵になってきます。

少ないチャンスをものにしたカープ打線

オリックス先発のエスピノーザ投手、実際に投げてるシーンをじっくり見たのは初めてですが、かなり厄介な投手だなと思いました。

主な持ち球はツーシームとカーブのみですが、どちらも素晴らしいボールを持っています。

ツーシームは右打者の内角に鋭く食い込むボールで、それだけでなく左打者の内角ボールのコースからストライクへ曲げてくる、いわゆるフロントドアも投げるなど幅広い場面で使っていました。

さらに、カーブは縦に鋭く落ちるボールで空振りを奪えて決め球になるボールです。

この2球種を中心とした配球にカープ打線は翻弄され、6回までをわずか3安打に抑えられた上に7三振を喫してしまいました。

しかし数少ないチャンスをものにした、そこが試合の勝敗を大きく分けました。

立ち上がり制球を乱したエスピノーザ投手に対して2つの四球を奪い作った二死一塁三塁の場面、ここで一塁ランナーの小園選手がすかさず二盗をしたのが大きかったです。

一塁三塁の場面はダブルスチールの警戒もしないといけないので、比較的成功しやすい場面ですが、ここでしっかり盗塁をできるのが今のカープの強さの要因だと思います。

盗塁でチャンスを広げ、二死二塁三塁としましたが、末包選手に対して徹底したインコース攻めでした。

それでも末包選手はファールで粘り6球目、鋭く落ちるカーブに上手くバットを当ててセンター前に2点タイムリーを放ちました。

この打席は非常に濃い内容でした。ツーシームでインコース攻めに合いながらも最後のアウトコース低めに落ちるカーブに三振しないどころかヒットにするのは、去年とのスケールの違いを感じました。

調子が悪いながらも試合をまとめるエースの風格

2点を先制してもらった床田投手のピッチングですが、今日は今季で一番ではないかと思うくらい調子が悪かったように見えました。

コントロールが悪く、度々甘いコースのボールを痛打されてピンチの場面が続きましたが、そこからが粘りのピッチングを見せ、終わってみれば7回1失点とまたもHQS(ハイクオリティスタート)を達成しました。

圧巻だったのは7回表の二死二塁で福田選手を迎えた場面です。

早々に追い込みながらも厳しいコースをファウルで粘られて迎えた6球目、ここで今まで見せてなかったツーシームをインコースの厳しい場面に投じ、三振を奪いました。

調子が悪い中、これまで外寄りの球を投げていた場面で、しっかりインコースの厳しいコースに1球で投げきれるのはさすがの一言につきます。

この時点で球数が99球と、まだ次の回も投げることの出来る球数でしたが、ここでスパッとリリーフにスイッチできるのが今のカープのブルペン陣の調子の良さを物語っています。

8回9回は危なげなく抑え、終わってみればオリックス8安打、カープ4安打でカープが勝利する、まさにワンチャンスをものにして守りきった強いチームの試合運びでした。

祝!!広島ドラゴンフライズ初優勝!!

話は変わりますが、この試合の裏では広島ドラゴンフライズが優勝をかけて王者琉球と戦っていました。

私もカープと2画面で見ながら応援しておりました。

終始琉球に追いかけられるハラハラ試合でしたが、第4Qで突き放し見事勝利を収めました。

創設から10年、B2からスタートし苦しい時期も多かったと思いますが、それを乗り越えて優勝トロフィーを手にする瞬間はとても感動しました。

1年間お疲れ様でした。そして本当におめでとうございます。