作成日:2024年4月23日
更新日:2024年4月27日
(3/31 DeNA対広島)ついに開幕!アドゥワの好投で今季初勝利!!
カープの開幕3戦目の振り返りです。
ここまでDeNAとの開幕戦を2試合戦い、2連敗という結果に終わっていますが、カープファンはまだまだ元気です。
なぜなら昨年は開幕4連敗から始まったものの終わってみれば2位という好成績だったからです。そうです。まだあと2回負けれます。
本日のスターティングメンバー
【広島】 【DeNA】
(中)野間 (右)度会
(三)田中 (一)オースティン
(遊)小園 (左)佐野
(一)堂林 (二)牧
(左)秋山 (三)宮崎
(捕)坂倉 (中)梶原
(右)田村 (捕)伊藤
(二)菊池 (遊)石上
(投)アドゥワ (投)大貫
DeNA打線は相変わらずメンバーが固定されています。これまでの2戦と異なる点は捕手が伊藤選手になっているという点ですね。
これはカープ側からするとありがたいのではないでしょうか。山本選手には嫌になるほど打たれていますから。
対してカープ打線は昨日の怪我の影響でレイノルズとシャイナーが抹消されているので、純国産打線になってしまいました。
ただ、両外国人選手はオープン戦からずっと状態が上がっていなかったので、一塁に堂林を固定できるようになったことは不幸中の幸いではないでしょうか。
こちらの先発は開幕ローテを掴み取ったアドゥワ投手です。右肘を手術し、腕を下げたフォームに変更したことで昨季復活を果たしました。
アドゥワ投手は松山星稜のときに甲子園で見て、こんな背が高くウィングスパンが長いピッチャーがいるのかと衝撃を受けた記憶があります。年も私と同じなので、個人的にずっと応援しているピッチャーです。
今年は先発に再転向したということでキャリアハイの活躍を期待しています。
ゴロで1点をもぎ取る野球
先発のアドゥワ投手は初回に制球を乱しますが、何とか1失点で切り抜けます。その後は打たせて取るピッチングで球数わずか61球で5回を1失点に抑える素晴らしいピッチングでした。
対してカープ打線は先制された直後の2回表の攻撃で1点を返しますが、この攻撃が素晴らしかったです。
まず先頭の秋山選手が四球で出塁、続いて坂倉選手がレフト前へ安打を放つと、なんと秋山選手が隙をついて三塁へ進塁、さらにレフトが三塁へ送球する間に坂倉選手も二塁へ進塁し、無死二塁、三塁になりました。
続く田村選手のファーストゴロの間に三塁ランナーがホームに還り、同点に追いつきました。
本来であれば、点は入らず一死二塁、三塁となっていてもおかしくない状況ですので、まさに足でもぎ取った1点だと言えるでしょう。
三連覇時代のカープは打ちまくっている印象が強いですが、実は足で得点圏にランナーを進め、内野ゴロで1点をもぎ取るというプレーが非常に多かったです。
今回のプレーはまさにその三連覇時代を彷彿とさせるかのようなプレーでした。
ファインプレー連発の広島、エラー連発のDeNA
その後試合は田中選手のホームランでカープが1点リードのまま試合は終盤までもつれますが、八回に大きく動きました。
一死一塁、二塁から堂林選手がレフト前へ安打を放つと、二塁ランナーが三塁でストップしているのにもかかわらず、なぜか本塁へ送球。その送球が一塁ベンチ方向へ逸れてしまい、その間に二塁ランナーがホームイン。
二塁ランナーが悠々ホームインしているのにもかかわらず、オースティン選手が本塁へ送球、その送球が今度は三塁ベンチ方向へそれてしまい一塁ランナーもホームインし、2点追加。
結局この2点で点差が開いてしまい、そのままカープの勝利に終わりましたが、このエラーがなく、1点差のまま終盤まで進んでいればこの試合はもつれていたでしょう。
そんな試合だっただけに非常にもったいない2つのエラーとなってしまいました。また、このエラーはちゃんとランナーの動きを見れていれば投げる必要すらなかったので、余計にもったいないです。
対してカープは、四回裏と五回裏に菊池選手と小園選手がそれぞれ頭上を越えそうな打球をジャンピンクキャッチでアウトにするなど随所に素晴らしい守備が見られました。
DeNAも第一戦と第二戦は守備で素晴らしいプレーが多く見られたのですが、今日の試合に関しては守備が勝敗を分ける試合となりました。
何はともあれ、カープは勝つことが出来てよかったです。