作成日:2024年4月26日
更新日:2024年4月27日
(4/25 ヤクルト対広島)両軍打ち合いの乱打戦!シーソーゲームを制したのはどちらのチームか!?
昨日の試合は最後までどちらかが勝つか分からない面白い試合でした。
これまで開幕戦から順番に振り返りをやってきていたのに、急にリアルタイムでの振り返りに変わってどうしたんだと疑問に思う方もいるでしょう。
ここ何日か現実の試合に追いつくために必死で振り返り記事を書いてきましたが、追いつける気がしなくなりました。
それに日々試合が行われていく中で、試合後にすぐに語りたいのに前の試合の記事を書かないといけないもどかしさに耐えられなくなりました。
ということで今日からはリアルタイムで試合の振り返りをしていきたいと思います。
毎日やるかは分かりませんが、語りたくなったら記事を書こうと思います。
本日のスターティングメンバー
【広島】 【ヤクルト】
(中)上本 (中)塩見
(二)菊池 (右)丸山
(右)野間 (一)オスナ
(一)堂林 (三)村上
(三)小園 (左)サンタナ
(捕)坂倉 (二)山田
(左)二俣 (遊)長岡
(遊)矢野 (捕)中村
(投)ハッチ (投)高橋
なんと二俣選手がプロ入りして初めてスタメンに名を連ねました。
火曜日の試合で決勝2ランホームランを放った宇草選手を起用してくるかなと思っていたのですが、左腕相手ということもあり、やめたのでしょうか。
それにしても右の外野として久保選手ではなく、二俣選手を選んだのは正直驚きでした。
ただ個人的には二俣選手はずっとどこかでスタメンで使ってほしかったので今日の起用は非常に嬉しかったです。
正直なところ、外野ではなく三塁で見てみたい気持ちはありました。
後は、僕の推し矢野選手がここのところ連続してスタメン出場しています。
彼は試合に出れば毎回と言っていいほどファインプレーを見せてくれるので、ファンも見ていて楽しいですよね。
そろそろ源田選手の「たまらん源田」みたいなファインプレー時のキャッチフレーズをつくってもらえないでしょうか?
もし誰も作る予定がないのなら、僕が作った「病みつきだよ矢野雅哉」はいかがでしょうか。どなたか浸透させてください。
守備だけでなく打撃内容も非常に良いですよね。どこかの情報によると、リーグで一番投手に球数を投げさせているバッターみたいですね。
ただ、最近は粘るのが目的になってしまっているように感じるので、シーズン序盤のように鋭いヒットをもっと狙ってほしいです。
二俣の初アーチが飛び出すもハッチに襲いかかるヤクルト打線
カープは1回に幸先よく先制すると、2回には二俣選手が監督の起用に応える、プロ初ホームランを放ちます。
これで2−0となり、今日はこっちのペースだと思っていたのですが、その裏にハッチ投手が捕まります。
ツーベースと死球自らの送球エラー(記録は内野安打)で一死満塁とすると、2本のタイムリーと、満塁ホームランを浴び、一気に6点取られてしまいます。
ハッチ投手はまだ日本のボールが合ってないんですかね。今日もコントロールがばらついており、度々真ん中高めのコースにボールが行っていました。
ここで首脳陣も交代がよぎったでしょうが、次の回の攻撃がハッチ投手からだったので、何とかこの回までは投げさせたかったのでしょう。
このまま続投させますが、続く打者村上投手にも二遊間へ強烈な打球を打たれてしまいます。
ここで魅せたのが、矢野選手。抜けそうな打球をスライディングキャッチ、素早く一回転して送球すると一塁へドンピシャのワンバウンド送球でアウトにしました。
まさに「病みつきだよ矢野雅哉」素晴らしいプレーで流れを断ち切りました。
今日は黒原が主役の試合でした
2回裏に6点を取られた直後の攻撃、ここで菊池選手の2ランホームランが非常に大きかったです。
大量点を取られて、4点リードを許した直後の攻撃、ここで点を取るか取らないかでこの後の流れが大きく変わる場面です。
ここで1点も取れないと、そのままズルズル行って負けていたでしょう。
ここで2点を返してすぐさま2点差にしたことにより、この試合まだまだ追いつけるぞという雰囲気がチームに漂い始めた感じがしました。
3回裏からはハッチ投手に変わって黒原投手がマウンドに上がりました。ピンチを招きますが、何とか無失点に抑えました。
この回のヤクルト側の攻撃には少し疑問が残りました。
無死一塁二塁の場面で8番中村選手が送りバントで一死二塁三塁。バントしてきたので当然9番高橋投手に代打を出すと思っていたのですが、そのまま打席に立たせます。
当然バッテリーはスクイズを警戒するので、1球目は内角高めに投げました。その1球の影響でスクイズできずに三振で終わります。
続く塩見選手を打ち取り、ピンチを切り抜けましたが、なぜヤクルトベンチは高橋投手に代打を出さなかったのでしょうか?
2回までの高橋投手のピッチングを見る限り、正直次の回も厳しそうではありました。それでも続投を選んだのは今の中継ぎ陣に不安を感じていたからでしょう。
それでも代打を出したほうが良かったように思えるのですが、出さないのなら中村選手はヒッティングでも良かったのかなと思います。
続く4回表は、無死一塁から黒原投手が打ったレフト方向の当たりをサンタナ選手が目測を誤り後逸。タイムリー3ベースになりました。こうなると流れはこっちに傾き、6−6の同点になりました。
黒原投手は息を吹き返し、3回を投げて無失点に抑えました。
ここまでは完全に黒原投手の試合でした。
野球の神様は黒原投手にプロ初勝利をプレゼントしようとしたのでしょう。降板した直後の回に味方が2点を勝ち越し、勝ち投手の権利が転がり込んできました。
カープ逃げ切りの流れを変えた2つのプレー
2点を勝ち越したタイミングで僕は勝利を確信していました。
しかし二死一塁三塁で続く堂林選手の打席、センター方向へ鋭い打球を放ちますが、これを二塁の山田選手が好捕。素早く二塁に送球しますが、送球が少し逸れて二塁はセーフになりました。
これでオールセーフで1点追加かと思いきや、堂林選手が走る速度を緩めており、ショートが一塁へ送球してアウトになってしまいました。
映像を見た感じだとおそらく、二塁でアウトになったというセルフジャッジをしたことによる判断ミスだと思われます。
怠慢走塁というわけではなかったですが、非常に残念なプレーではありました。
最近打てていないこともあり、ファンの中には2軍に落とせという声もありますが、僕はこんな状況だからこそ4番として出場をしてほしいです。
今回のプレーをすっかり忘れるくらい打ちまくってチームを勝利に導いてもらいたいです。
もう一つは2点を勝ち越した直後の6回裏の守りです。
二死三塁から坂倉選手がワンバウンドのフォークボールの処理を誤り、ワイルドピッチになってしまい、ヤクルトが1点を返しました。
これは先程の菊地選手の2ランホームランで2点を返した場面と逆のパターンで、これで負けムードだったヤクルト打線が息を吹き返してしまいました。
結局その後、打線はチャンスを作るも追加点を奪えず、島内投手が8回裏に1点を失い、9回には栗林投手がサンタナ選手にホームランを打たれ、サヨナラ負けを喫しました。
打たれたのは仕方ないですが、島内投手を投げさせ過ぎではないでしょうか?
ここまでチームは21試合を戦っている中で島内投手はすでに11登板をしています。
これは143試合に換算すると、約75試合登板です。こんな数字は現代野球では見たことないくらいのハイペースです。
その要因として、島内投手が最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したことが影響しているのかなと思います。
島内投手は今年まだ調子が悪いですが、タイトル投手をセットアッパーに固定しようとするあまり、ホールドがつかない場面で投げさせているのを多く見かけます。
楽な場面で投げさせて調子を取り戻そうとさせることは良いですが、それによって登板過多になってしまっては本末転倒です。
無理に8回に固定しようとせず、場面や登板数に応じて少し方程式を組み替えたほうが今の島内投手にとっては良いのかなと思いました。
また最近気になるのが、カープが先攻で同点の場面、勝ち越してもないのに9回やそれ以降の回に栗林投手を投げさせるのはなぜでしょうか?
どちらにせよ勝ち越した直後の回を抑えないと勝てないので、セオリー的には抑え投手は勝ち越すまで温存、または12回裏に登板させて、それまでの回はそれ以外の良い投手から投げさすのが普通だと思います。
それなのに先に栗林投手を投げさせるのは無駄な登板数に繋がるので、あまりやってほしくはないです。
今年は勝ちパターンの投手以外にも、塹江投手、益田投手や森浦投手と期待できるピッチャーも多いのでもっと信頼してもらいたいです。
長くなりましたが、打線の粘り強さを感じれた良い試合でした。